労働
生活手段や生産手段を生み出す人間活動
労働に関する引用
引用
編集- 私は、血、労苦、涙、そして汗以外の何も提供するものはない。 -- ウィンストン・チャーチル 首相就任演説
- I have nothing to offer but blood, toil, tears, and sweat.
- 労働はわれわれを三つの大きな悪から逃れしめる。つまり、退屈、悪徳、欲求から。 -- ヴォルテール『カンディード』
- Le travail éloigne de nous trois grands maux : l'ennui, le vice et le besoin.
- 朝鮮労働者の欠点を挙ぐる者は必ず先づ作業の工程遲鈍にして知能技術に劣り、 懶惰にして欠稼多く責任観念に乏しきこと等を数ふ、 想ふに知育と徳育に欠如せる者多き従来の朝鮮人として此の批難は盖し免れざる処なるべし -- 平壌商業会議所『平壌全誌』 (1927年)
- 而して平壌(寧ろ朝鮮)に於ける労働争議の特異性の一とも云ふべきは対支那人労働者問題にして近年支那内地の擾乱、秕政を朝鮮に遁るゝ者夥しく一方賃銀廉にして勤勉なる支那労働者は到る処歓迎せらるゝや勢ひ朝鮮労働者との軋轢を生じ惹いて雇主との間に紛議を醸せる実例少からず。之が解決策如何は将来朝鮮労働界の大問題たるべし -- 平壌商業会議所『平壌全誌』 (1927年)
- 朝鮮人の採用問題に付ては募集の項でも一寸述べたのであるが、大体に於て内地人との融和困難や素質能率の劣悪などから不況に入ってからは不採用に傾いた -- 協調会『最近の社会運動』 (1929年)
- 以前は外国から設備を仰いでゐたが、次第にまったく日本製のみになりつゝある。機械的な合理化は極度にまで実行されてゐる。私のみたのでは少女たちが普通織機を八台又は自動織機を二十台乃至四十台も受持ってゐた。ある作業室ではほとんど労働者はゐないかのやうにみえた。このやうなことは、生産費や輸出の可能性などの中で労働条件の占める役割を考察する場合に、忘れてはならぬことである。 -- フェルナン・モーレット(国際労働局次長)『日本の産業的発展の社会的形相 (SOCIAL ASPECTS OF INDUSTRIAL DEVELOPMENT IN JAPAN)』 (1935年)
- The equipment, which formerly came from abroad, is tending to become exclusively Japanese. Mechanical rationalisation is carried to the extreme. I saw girls supervising eight ordinary looms or from thirty to forty automatic looms. Some workshops appeared to be almost empty of workers. This consideration should not be neglected when the part played by conditions of work in cost prices and export possibilities is being considered.
- 日本の輸出貿易が広大されるにつれて労働条件は低下せられずして、却って改良せられたか若くは改良される傾向を示している、と言ひ得るであらう。もちろん、産業史上かゝる現象の看取せられるのは日本を以て嚆矢とするわけではない。おそらくこれこそは社会法則の現はれであらう。 -- フェルナン・モーレット(国際労働局次長)『日本の産業的発展の社会的形相 (SOCIAL ASPECTS OF INDUSTRIAL DEVELOPMENT IN JAPAN)』 (1935年)
- It may thus be observed that as Japanese export trade expands, conditions of labour are not depressed, but have either been improved or show a tendency towards improvement. Japan is, of course, not the first country in which, in the history of industry, such a phenomenon may be noted. It is perhaps the expression of a social law.
- 若し豊富低廉なる労力が獲られるならば、濫りに機械力を使用して支那人の失業問題を起こしてはならない -- 宮本武之輔(企画院次長)『大陸建設の課題』内「興亜技術の三つの性格」(1940年3月) P.182