友情
相互に親愛を抱いた人と人との関係
友情(ゆうじょう)、友人(ゆうじん)に関する引用と諺。
出典が明らかなもの
編集- 二人は一人に勝る。-- 『コヘレトの言葉』4:9
- 誰をかもしる人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに -- 藤原興風
- 『古今和歌集』に収録
- 友とするに悪きもの七つあり。一には高くやんごとなき人、二には若き人、三には病なく身つよき人、四には酒をこのむ人、五には武く勇める人、六にはそらごとする人、七には慾ふかき人。善き友三つあり。一にはものくるる友、二には医師、三には智惠ある友。- 吉田兼好『徒然草』百十七段
- 長く続いた友情なのに、別れるときはあっというまだ。--フリードリヒ・シラー『オルレアンの乙女』3幕6場、ライオネルの台詞
- 友は其の所長を友とすべし。--松平定信『花月草紙』
- みんなは一人のために、一人はみんなのために -- アレクサンドル・デュマ・ペール『三銃士』(1844年刊)9章
- "Tous pour un, un pour tous" les Trois Mousquetaires
- 友を選ばば書を読んで六分の侠気四分の熱。--与謝野鉄幹『人を恋ふる歌』
- 朋有り遠方より来たる、亦楽しからずや。 - 孔子『論語 - 学而』
- 有朋自遠方来、不亦楽乎。
帰せられるもの
編集- 利己心とは、どんな友情でもそれに当たれば微塵に砕ける岩礁である。-- ルートヴィヒ・ティーク
- "Eigennutz ist die Klippe, an der jede Freundschaft zerschellt." - Ludwig Tieck
- 友情の核心は互いの等しさということにある。-- アリストテレス
- 誰も真の友情を妨げられない。-- ミゲル・デ・セルバンテス
- 真のまたよき友情は、なにものをも疑うべきではない。-- ミゲル・デ・セルバンテス
- 助言を与えるときには、友人を喜ばせることではなく、友人を助けることを求めなさい。-- ソロン
- 私の友人は私の財産です。ですので友人を蓄えたがる私の貪欲さを見逃してください。-- エミリ・ディキンソン
- 友人の務めとは、間違っているときでも味方するということにある。正しいときにはほとんど誰でもが君の味方になるだろう……。-- マーク・トウェイン
- 愛の不足ではなく、友情の不足が不幸な結婚生活を作り出す。-- フリードリヒ・ニーチェ
- 君の失敗を友人に告げること、それが友人を大いに信頼するということだ。友人の失敗を友人につげるより、より偉大な信頼なのだ。--ベンジャミン・フランクリン
- 友人はゆっくり選べ、変えるにはさらにゆっくりとやれ。--ベンジャミン・フランクリン
- 人は友人を持たない。友人をもつということは幸福なことなのだ。--ナポレオン・ボナパルト
- 我々がふだん友人や友情と呼ぶものは、偶然や便宜のための付き合いやなじみ深さをいうに過ぎない。--ミシェル・ド・モンテーニュ
- 友情は交際によって養われる。--ミシェル・ド・モンテーニュ
- L'amitié se nourrit de communication.
- 私が敵の中から友人を得るとき、私は敵がいなくなるようにしているのではないだろうか? -- エイブラハム・リンカーン
- 真の友人は正面から君を刺す。-- オスカー・ワイルド
- 誰でも友人の不幸に同情することができる。けれども友人の成功を共に喜ぶにはまことによい性が必要である。 -- オスカー・ワイルド
- 友情は、この世でもっとも説明しづらいものだ。それは学校で教えてくれる知識じゃない。でもその意味を知らなければ、実際何ひとつ知らないのと同じだ -- モハメド・アリ
- 友情は50%の尊敬と50%の軽蔑によって成り立つ。-- 椎名誠
諺
編集- 友人の家への道には、遠すぎるということがない。-- デンマークの諺
外部リンク
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