与謝野鉄幹

日本の歌人 (1873-1935)

与謝野鉄幹 (よさの てっかん、1873年 - 1935年)は日本の歌人、文芸雑誌『明星』主宰者。与謝野晶子は妻。

与謝野鉄幹

作品

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人を恋ふる歌

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  • をめとらば才たけて顔うるはしく情けある、を選ばば書を読んで六分の侠気四分の熱。あぁ我ダンテの詩才なく

東西南北

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  • 韓(から)にして、いかでか死なむ、われ死なば、をのこの歌ぞ、また廃れなむ。
  • 秋かぜに、驢馬なく声も、さびしきを、夕(ゆふべ)は雨と、なりにけるかな。
  • われ男の子(をのこ)意気の子名の子つるぎの子詩の子恋の子あゝもだえの子
  • の子は舞のころもを我にきせぬ北山おろしになる朝
  • 有常(ありつね)が妻わかれせしくだりよみて涙せきあへず伊勢物語

相聞

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  • 大名牟遅(おほなむち)少那彦名(すくなひこな)のいにしへもすぐれて好(よ)きは人嫉みけり
  • 大空の塵とはいかが思ふべき熱き涙のながるるものを
  • 若狭路の春の夕ぐれ風吹けばにほへる君も花の如く散る

与謝野鉄幹についての引用

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  • 鉄幹是なら子規非なり、子規是ならば鉄幹非なり。 - 正岡子規『墨汁一滴』