みぶのただみ。日本の歌人。三十六歌仙のひとり、壬生忠岑は父。
- 恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか
- 『天徳内裏歌合』、『拾遺和歌集』収録。藤原定家の『小倉百人一首』にも収録。
- 天徳内裏歌合(960年)で平兼盛の「忍ぶれど」に合わされ、敗れた。一伝にその衝撃で病を得、死去したという。
- ことのはの中をなくなくたづぬれば昔の人にあひみつるかな
- 『新古今和歌集』。勅により父忠岑の歌を奉ったときの歌。
- さ夜ふけて寝ざめざりせば郭公人づてにこそきくべかりけれ
- 『天徳内裏歌合』、『拾遺和歌集』収録。