兎
兎(うさぎ)に関する引用と諺。
出典の明らかなもの
編集- 始めは処女の如く後は脱兎の如し。 -『孫子』
- 狡兎死して走狗烹(に)らる -- 司馬遷『史記』「越王句踐世家」
- 狡兎死して良狗烹(に)らる -- 司馬遷『史記』「(韓信)淮陰侯列伝」
- 因りて其の耒(すき)を釈(す)てて株を守り、復た兔を得んことを冀(こひねが)ふ。-- 『韓非子』「五蠹」
- 因釈其耒而守株、冀復得兔。
- 縮めて「守株待兔(しゅしゅたいと) 」「守株」「株(くいぜ)を守る」とも。
- 獅子兎を搏(う)つ --陸九淵『象山先生全集』
- 音読みして「獅子搏兎」(ししはくと)とも。ライオンは兎を捕えるにも全力を尽くすという意。
- そこへうさぎが飛んで出て、/ころり、ころげた/木のねっこ。--北原白秋「待ちぼうけ」
- 『韓非子』「守株」にちなむ。
諺
編集- 兎死すれば狐これを悲しむ。--故事成語
- 兎の登り坂。--日本の諺
- 兎の目はなかなかのもの、ふくろうの目はまた別物。--ギリシアの諺
- ドイツ語de:Hase (Tier)から重訳
- 二兎を追う者は一兎をも得ず。(逐二兔者不得其一) --故事成語
伝承
編集- 月では兎が餅を搗く。