- 箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ -- 源実朝『金塊和歌集』
- 箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川 -- 民謡『箱根馬子唄』
- 箱根の山は、天下の嶮
函谷關も ものならず
萬丈の山、千仞の谷
前に聳へ、後方にささふ
雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
昼猶闇き杉の並木
羊腸の小徑は苔滑らか
一夫關に当たるや、萬夫も開くなし
天下に旅する剛氣の武士
大刀腰に足駄がけ
八里の碞根踏みならす、
かくこそありしか、往時の武士 -- 鳥居忱『箱根八里』
- 入り鉄砲に出女 -- 箱根の関で重点的に調べられたもの