フリードリヒ・ニーチェ
ドイツの哲学者 (1844-1900)
(ニーチェから転送)
フリードリヒ・ニーチェ(1844年〜1900年)
編集ドイツの哲学者。
出典を確認済のもの
編集『悦ばしき知識』
編集Die fröhliche Wissenschaft
- 神は死んだ。神は死んだままだ。そしてわれわれが神を殺したのだ。--断章125節
- "Gott ist tot!! Gott bleibt tot! Und wir haben ihn getötet."
『アンチクリスト』
編集Der Antichrist
- この項は英語からの重訳です。
- キリスト教においては、どの点においても、道徳も宗教も現実と接触していない。--16節
- "Weder die Moral noch die Religion berührt sich im Christenthume mit irgend einem Punkte der Wirklichkeit."
- キリスト教はひとつの大いなる呪い、あるいは巨大な本質的堕落と私はいう。不都合に対しての執念という巨大な本能は、十分に有害で、かつ秘密に隠され、取るに足らない事である。これを私は人類のひとつの致命的汚点と言っている。 --62節.
- "Ich heisse das Christentum den Einen grossen Fluch, die Eine grosse innerlichste Verdorbenheit, den Einen grossen Instinkt der Rache, dem kein Mittel giftig, heimlich, unterirdisch, klein genug ist, — ich heisse es den Einen unsterblichen Schandfleck der Menschheit."
『善悪の彼岸』
編集Jenseits von Gut und Böse
- 怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。 --146節
- "Wer mit Ungeheuern kämpft, mag zusehn, dass er nicht dabei zum Ungeheuer wird. Und wenn du lange in einen Abgrund blickst, blickt der Abgrund auch in dich hinein."
そのほか
編集- ヨーロッパの二大麻薬、アルコールおよびキリスト教。
- "Two great European narcotics, alcohol and Christianity."
- 偶像の黄昏 2節『ドイツ人に欠けているもの』・反キリスト者 60節・詩 147節
ニーチェに帰せられるもの
編集出典を確認していないもの。
- つねに讃美されることを欲している神には、私は信仰をもてない。
- 英語から重訳。
- 愛の不足ではなく、友情の不足が不幸な結婚生活を作り出す。
- "Nicht der Mangel an Liebe, sondern der Mangel an Freundschaft macht die unglücklichsten Ehen."
- 結婚とは、長い会話だ。
- 最も偉大なこと、それは、計画をたてることだ。
- ヴァーグナーの芸術は病んでいる。
- "Wagners Kunst ist krank."
- どっちなんだ?人間が神の失敗作なのか、神が人間の失敗作なのか。
ニーチェに関する引用
編集- ニーチェは愚かで常軌を逸している。--レフ・トルストイ
- 彼その人は実に愛すべき人で、誠実の点では彼におよぶ者はありません。こんな人がキリスト教の最大の敵とならざるを得なかったということが、そのままキリスト教国の実状を物語るものであり、これこそ悲しむべき点です。--内村鑑三 (1917年3月6日 米国サラトガ D・Cベルにあてた手紙)