虫(むし)に関する引用句、諺。
- 秋は、夕暮。夕日のさして、山の端(は)いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。 - 清少納言『枕草子』
- 音もせで思ひに燃ゆる螢こそ 鳴く虫よりもあはれなりけれ-源重之
- 後拾遺和歌集
- 一寸の虫にも五分の魂 -日本の諺
- 蓼(たで)食う虫も好きずき -日本の諺
- 飛んで火に入る夏の虫 -日本の諺
- 獅子身中(しんちゆう)の虫