蛙
アカガエル科の属
蛙(かえる)に関する引用句、諺。かわずとも言う。蛙は春、雨蛙は夏の季語。
引用句
編集- 古池や蛙飛び込む水の音 --松尾芭蕉
- やせ蛙まけるな一茶これにあり --小林一茶
- あまがへる芭蕉にのりてそよぎけり --宝井其角
- 蛙が殺された、
子供がまるくなつて手をあげた、
みんないつしよに、
かわゆらしい、
血だらけの手をあげた、
月が出た、
丘の上に人が立つてゐる。
帽子の下に顔がある。 --萩原朔太郎『月に吠える』「蛙の死」 - 桑名の夜は暗かつた
蛙がコロコロ泣いてゐた --中原中也『桑名の駅』 - 井蛙以って海を語るべからず、虚に拘めばなり。 --荘子「春秋篇」
- 井蛙不可以語於海者拘於虛也
- 「井の中の蛙大海を知らず」の元となった文。
- 井蛙不可以語於海者拘於虛也
- イモリの目とかえるの爪先、
コウモリの毛皮と犬の舌、
ヘビの割れた舌とアシナシトカゲの毒牙、
トカゲの足とhowletの羽。 --ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』第4幕1場- Eye of newt and toe of frog, Wool of bat, and tongue of dog, Adder's fork, and blind-worm's sting, Lizard's leg, and howlet's wing,
- 蛙たくさん鳴かせ灯を消して寝る --尾崎放哉