- 名物をあがりなされとたび人にくちをあかするはまぐりの茶屋 - 十返舎一九 『東海道中膝栗毛』
- 熱田の神の慈眼(みそなは)す、七里のわたし浪ゆたかにして、来往の渡船難なく、桑名につきたる悦びのあまり、めいぶつの焼蛤に酒くみかはして、 - 十返舎一九『東海道中膝栗毛』
- 蛤のふたみにわかれ行秋ぞ - 松尾芭蕉 『奥の細道』
- 燒蛤貝の桑名とは
此處のことかと思つたから
驛長さんに訊ねたら
さうだと云つて笑つてた
- - 中原中也 『桑名の驛』
- 舌やいて焼蛤と申すべき - 高浜虚子
- 畑に蛤
- 日本の諺
- 蛤で海をかえる
- 「かえる」は(水などを)汲み出すことを意味する。
- 出典 『釈迦如来誕生会(しゃかにょらいたんじょうえ)』
- 蛤は虫の毒
- 蛤を踏む心地
- 出典 『東海道名所記』
- その手は桑名の焼き蛤
- 地口。その手にはひっかからないことを意味し、「その手は食わない」と「桑名の焼き蛤」をかけたもの。蛤は桑名の名産。