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雪月花

白居易の詩「寄殷協律」による語。雪・月・花という自然の美しい景物を指す語

雪月花についての引用。

典拠の確定しているもの編集

  • 琴詩酒の友は皆我を抛つ 雪月花の時最も君を憶ふ --白居易「殷協律に寄す」
    琴詩酒友皆抛我
    雪月花時最憶君 「寄殷協律」
    琴やの上での友達はみな私を離れてしまった。の折には(遠くに離れている)君のことを思い出す。
この語句の興りとなった句。『白氏文集』のほか、『和漢朗詠集』交友の部に採られる。
  • 雪の上に照れる月夜に梅の花折りて送らむはしき子もがも --大伴家持
    出典:『万葉集』巻十八。詞書「宴席詠雪月梅花一首」。
日本ではじめて雪月花(雪月梅花)を題材としたもの。
白居易ではそれぞれ別の時節をさした「雪月花」が同時にこの三種を取り合わせたものを指すのに使われている。
  • 村上の前帝の御時に、雪のいみじうふりたりけるを、様器にもらせ給ひて、梅の花をさして、月のいとあかきに、「これに歌よめ。いかゞいふべき」と兵衛の蔵人に給はせたりければ、「雪月花の時」と奏したりけるをこそ、いみじうめでさせ給けれ。中宮定子「歌などよむはよの常なり。かくおりにあひたる事なんいひがたき」とぞおほせられける。--清少納言三巻本系『枕草子』「村上の前帝の御時に」