故郷
何らかのエスニックな集団がそこに長い歴史的なかかわりと深い文化的関連性を持っている文化的、地理的な地域
故郷・ふるさとに関する引用・諺
引用
編集- 人はいさ心もしらずふるさとは花ぞむかしの香ににほひける -- 紀貫之『古今和歌集』
- み吉野の山の白雪つもるらしふるさとさむくなりまさるなり -- 坂上是則『古今和歌集』
- みよし野の山の秋風さ夜ふけて 故郷さむく衣うつなり -- 参議雅経『新古今和歌集』
- わすれじと契りていでしおもかげは見ゆらむものをふるさとの月 -- 藤原良経『新古今和歌集』
- 名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の實一つ/故郷の岸を離れて 汝はそも波に幾月 -- 島崎藤村『椰子の實』
- 雨ふるふるさとははだしで歩く -- 種田山頭火『草木塔』
- さとりゆくまことの道に入りぬれば恋しかるべき故郷もなし -- 慈円『新古今和歌集』
- ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ秋もかすみのたなびきて居り -- 若山牧水
- ふるさとの訛なつかし/停車場の人ごみの中に/そを聴きにゆく -- 石川啄木『一握の砂』[1]
- ふるさとの山に向かひて/言ふことなし/ふるさとの山はありがたきかな --石川啄木『一握の砂』[1]
- 故郷やよるもさはるも茨の花 -- 小林一茶『七番日記』
- 故郷は蠅まで人を刺しにけり -- 小林一茶『おらが春』
- 故郷の狭さを計りたければ、旅をしろ。時代の狭さを計りたければ、歴史を学べ。 -- クルト・トゥホルスキー
- ふるさとの幾山垣や今朝の秋 -- 芝不器男『不器男全句集』
- ふるさとにわれより年のたけたるは一人もあらずあはれ一人も -- 太田水穂『双飛燕』